ハイエースとヴォクシーはどちらもトヨタの人気車種ですが、買うならどっちがいいのか迷いますよね。
そこで両車種の口コミをまとめて比較してみましたので、乗り心地や大きさ・維持費や静粛性など、それぞれの違いをチェックして下さい。
ハイエースとヴォクシーの車体の大きさを比較
ハイエースは全長が5.4m以上ある大型車であるのに対して、ヴォクシーは全長が4.7m程度のコンパクトミニバンとなっています。
そのため、ハイエースは広い荷室を確保することができ、多くの荷物を積載することが可能です。
一方、ヴォクシーは小回りが利き、狭い道路でも運転しやすく、駐車場も取りやすいという特徴があります。
【ハイエース】
全長
バン: 4,695mm - 5,380mm
ワゴン: 4,795mm - 5,935mm
全幅
バン: 1,695mm - 1,880mm
ワゴン: 1,800mm - 1,850mm
全高
バン: 1,990mm - 2,280mm
ワゴン: 1,990mm - 2,285mm
【ヴォクシー】
全長4,695mm
全幅1,735mm
全高1,825mm
ハイエースとヴォクシーの街乗りの乗り心地を比較
ハイエースは大型の車体による重量感があり、街乗りではやや運転しにくいという意見があります。
一方、ヴォクシーは小回りが利き、運転しやすく車体がコンパクトであるため、街乗りでもストレスを感じることが少ないという評価があります。
ハイエースとヴォクシーの高速の乗り心地を比較
ハイエースは大型の車体により安定感があり、高速道路を走行する場合でも安心感があるという意見があります。
一方、ヴォクシーは小型の車体により、高速走行時に風の影響を受けやすいという声もありますが、高速走行においても快適な乗り心地という評価が一般的です。
ハイエースとヴォクシーのシートの違いを比較
ハイエースは大型の車体により、座席が広くゆったりとしており、長時間のドライブでも疲れにくいという意見があります。
一方、ヴォクシーは小型の車体により、座席がコンパクトであるため、長時間のドライブにおいては疲れを感じやすいという声もあります。
しかしシートの形状やクッション性に優れており、快適性を追求したモデルもあるという評価があります。
ハイエースとヴォクシーの加速性能の比較
ハイエースは商用車であるためエンジンが大きく、加速性能が高いという特徴があります。
一方、ヴォクシーは家族向けの乗用車であるためエンジンが小さく、加速性能はハイエースよりも劣るという印象があります。
特にハイエースの場合は、荷物をどれだけ積んでいるかにより加速に差が出ます。
ただし最近のヴォクシーは、ハイブリッド車が主流となっており、低速域では電気モーターでの走行が可能なため、加速性能が改善されているという声もあります。
ハイエースとヴォクシーの静粛性の比較
ハイエースは商用車であるため、静粛性はそれほど高くありません。
エンジンが運転席の下にあるため、エンジン音や熱が室内に伝わりやすいです。
特に高速走行時には、エンジン音や風切り音が気になるという声があります。
一方、ヴォクシーは家族向けの乗用車であるため、静粛性が高いという特徴があります。
特に最近のヴォクシーは高い遮音性能が実現されており、走行中の騒音を抑えることができます。
ハイエースとヴォクシーの荷室の大きさの比較
ハイエースとヴォクシーの荷室の大きさは、用途によって異なります。
ハイエースは商用車であるため荷室の大きさが大きく、長尺物の積載が可能であるという特徴があります。
一方、ヴォクシーは家族向けの乗用車であるため、荷室の大きさはやや小さめであり、5人乗車時には荷物を積むスペースが限られるという声があります。
ただし最近のヴォクシーはリアシートを格納することで、荷室スペースを拡大できる仕組みが導入されています。
ハイエースとヴォクシーの人気の比較
ハイエースは商用車としても人気が高く、タクシーや宅配業者、建設業者などによく使われています。
一方、ヴォクシーは家族向けの車両であり、多人数乗車ができるため、観光やレジャー、送迎業者などにも人気があります。
そのため用途によって人気が分かれています。
2021年の販売台数については、以下のとおりです。
ハイエース:約4.4万台(出典:トヨタ自動車株式会社)
ヴォクシー:約3.8万台(出典:トヨタ自動車株式会社)
ハイエースとヴォクシーの新車価格を比較
ハイエースは商用車として使われることが多く、最も安いグレードでも300万円以上となっています。
一方、ヴォクシーは家族向けの車両であり、最も安いグレードでも200万円前後と、比較的低価格帯にあります。
ハイエースとヴォクシーのリセールバリューを比較
ハイエースは商用車としての需要が高いため、中古市場でも人気があり、リセールバリューが高いとされています。
一方、ヴォクシーは家族向けの車両であり、需要がハイエースに比べるとやや低いため、リセールバリューもやや低めとされています。
ハイエースとヴォクシーのアフターパーツを比較
ハイエースは商用車としての需要が高く、カスタマイズ用のアフターパーツも豊富にあります。
特に商用車として使われる場合には、荷物の積載量を増やすためのパーツが多く開発されています。
一方、ヴォクシーは家族向けの車両であり、アフターパーツはある程度限定されていますが、家族旅行に適した装備なども販売されています。
ハイエースとヴォクシーの維持費を比較
ハイエースは商用車としても人気が高く、耐久性に優れているため頑丈で故障が少なく、維持費が安いという意見が多く見られます。
一方、ヴォクシーは車種によっては燃費が悪いという意見もあり、人によっては維持費が高いという声もあるようです。
ハイエースとヴォクシーの税金を比較
ハイエースは商用車としての利用が多いため、自動車税が安いという特徴があります。
但しナンバーサイズ別や燃料別で、税金区分が違って来ます。
一方、ヴォクシーは普通乗用車としての登録が多いため、自動車税が高めになる傾向があります。
自動車税の金額は、自動車の排気量や車種によって異なります。
以下に2021年現在の国税庁の情報に基づく、1ナンバー(貨物)と3・5ナンバー(乗用)の自動車税の金額を示します。
【1ナンバー(貨物)の自動車税】
2000cc以下:32,700円
2001cc以上2500cc以下:48,600円
2501cc以上:81,000円
【3・5ナンバー(乗用)の自動車税】
1,201cc以上2,000cc以下:14,500円
2,001cc以上3,000cc以下:29,100円
3,001cc以上:47,200円
なお自動車税は、毎年納付する必要があります。
また、車両の燃料種別や排出ガスの性能に応じた「自動車環境税」も別途課税される場合があります。
ハイエースとヴォクシーの燃費を比較
ハイエースはディーゼル車が主流であり、燃費が良いという意見が多く見られます。
一方、ヴォクシーは車種によっては燃費が悪いという意見もありますが、一般的には良好とされています。
ハイエースとヴォクシーの任意保険料を比較
ハイエースは商用車としての利用が多いため、任意保険の料金は比較的安いという意見が多いです。
但し盗難率が高い車種でもあるので、車両保険を付けると保険料が割高になる傾向にあります。
一方、ヴォクシーは普通乗用車としての登録が多いため、商用車に比べれば任意保険の料金はやや高めになる傾向があります。
ハイエースとヴォクシーの高速料金の違い
ハイエースは大型車両であり、高速道路の通行料金が高くなる傾向があります。
一方、ヴォクシーは普通乗用車としての登録が多いため、通行料金は比較的安くなる傾向があります。
ただし車種や積載量によっては、ハイエースでも通行料金が安い場合もあります。
ハイエースの乗用車(3ナンバー・5ナンバー)と、貨物車(1ナンバーと4ナンバー)には高速道路料金の違いがあります。
1ナンバーは、ETCの休日割引が適用されないこともありますので注意して下さい。
ハイエースとヴォクシーの小回りの比較
ハイエースは大型車両でヴォクシーよりも回転半径が大きいため、小回りが利くのはヴォクシーです。
しかし、最新のハイエースには前輪の切れ角を大きくすることで、小回りが利くように改良されたモデルもあります。
ハイエースとヴォクシーの運転のしやすさを比較
ハイエースは大型車両で、運転が苦手な人には操作が難しいかもしれません。
一方、ヴォクシは小型車両で、運転がしやすく扱いやすい車です。
また、最新のハイエースには安全運転支援システムが搭載されており、運転をより快適にする機能があります。
ハイエースとヴォクシーの盗難率の高さを比較
ハイエースとヴォクシーの盗難率は、どちらも高い傾向にあります。
特にハイエースは車体が大きく海外で人気があるため、盗難のターゲットになりやすいです。
しかし最新のハイエースやヴォクシーには、盗難抑止機能や防犯機能が充実しており盗難被害を防ぐことができます。
また鍵やカギ穴の改良もされており、より高いセキュリティレベルが実現されています。
【結論】積載能力や車中泊ならハイエース
ハイエースは大型のミニバンで、広い室内空間と大きな荷物積載能力が特徴です。
この車種は大人数の家族や、荷物をたくさん積み込む必要がある場合に最適です。
また車中泊にも向いています。
ハイエースは広い室内空間があり、シートを倒すことで快適な寝床に変えることができます。
車内にトイレやシャワーを設置することができるため、長距離ドライブにも適しています。
一方、ヴォクシーは中型のミニバンで、スポーティで洗練されたデザインが特徴です。
この車種は小規模な家族や、都市部での運転に最適です。
燃費が良く取り回しも容易であるため、都市部でのドライブや買い物にも適しています。
ヴォクシーはハイエースよりも小さいため、車中泊にはあまり向いていません。
しかしシートを倒すことで、荷物積載スペースを拡大することができます。
要約すると、大人数や荷物をたくさん積み込む必要がある場合は、ハイエースが最適です。
一方、小規模な家族や都市部での運転に適している場合は、ヴォクシーが最適です。